第10回 1ヵ月のサイクル
セバスチャン
更新の間隔が開いてしまいました、すみません。毎回、出だしから謝ってばかりで恐縮ですが、シレッと次のご相談に進みたいと思います。
理恵先生
このままだとご相談の方がたまっていってしまうじゃないの。タタタッと進めてちょうだい。
セバスチャン
はい、承知しました。では、次のご相談です。
相談事項
ここ最近、無性にイライラして家族に当ってしまいます。感情が抑えきれない感じなんですが、どうにかなりませんか?
…ということです。なんというか、すごい相談ですね。こんな感じのご相談もアリなんですね。
理恵先生
これはとても切実なご相談よ。ここ最近っていうことは、今まではそうじゃなかったのかもしれないわね。
セバスチャン
すみません。なんとなく、男性…、ひょっとしたら私個人的な感覚かもしれないですが、イライラしてしまう…ということで相談するという発想がなかったので…。単純に短気ってのとは違うんですね。
理恵先生
もともと怒りやすい性格ってことなら、相談しないと思うのよね。そう思ったキッカケがきっとあったはずよ。
セバスチャン
なるほど。そうですよね。あ、ご相談をいただいた方のメールをよく見てみると、自分でも自分じゃなくなったみたい…というような旨のことが書いてありました…。
理恵先生
そこ、すごく重要じゃないの。
セバスチャン
そ、そうですね。読み飛ばして、すみません。それにしても、突然、自分でも自分じゃなくなったみたいに、怒りっぽくなったりするもんなんですか?
理恵先生
必ずしも、女性だから…というわけじゃないけど、女性に起こりやすい症状ではあるわね。女性は赤ちゃんを生むカラダで、良いとか悪いじゃなくて、当然、男性とは違うの。
セバスチャン
そうですね、新しい生命を宿すのは、女性にしかできないことですよね。そのことが関係あるんですか?
理恵先生
女性は、赤ちゃんを生むために、女性ホルモンのリズムで動いているの。具体的にはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)ね。
セバスチャン
なんだか、マシーンみたいな名前ですね。
理恵先生
ん……。でね、この2種類のホルモンのバランスが重要なの。今回のご相談をいただいた方は、このバランスが崩れているサインかもしれないわ。放っておくと、もっと酷くなっちゃうわよ!
セバスチャン
な、なんと、酷くなると…! もっと怒ってたら大変ですね…。怒りっぱなしじゃないですか。
理恵先生
そういう酷くなるとは違うけど、もっと違う症状が出て来ることもあるわ。
セバスチャン
それは大変だ…。女性は女性ホルモンのリズムで動いているってことは、今回の場合みたいに、怒りやすいタイミングもあるってことですか?
理恵先生
あら、めずらしくマトモなことを言うじゃない。そのリズムのなかで「どんな時」に症状が出やすいのか、自分で把握することがまずは大切なの。
1ヵ月のサイクル、要するに生理前、生理中、生理後のうち「いつ」「どういう感情、症状」になるのか意識して記録しておけば、自分のパターンがつかめるはずよ。
セバスチャン
それにしても、ホルモンバランスで怒りやすいとか、精神状態まで影響があるんですね。女性が1ヵ月毎にホルモンバランスに影響を受けているということは、男性には感覚的にわかりづらいところですが、知っていると接し方も変わりそうですね。
理恵先生
男性には理解しづらいところだと思うけど、知っているだけで違うとは思うのよね。「女性は子宮で考える」っていうし、女性ホルモンバランスはとても影響が大きいのよ。
セバスチャン
し、子宮で考える…。な、なんだか、すごい言い方ですね。どういうことですか?
つづく…
当サロンでは、身近な人には打ち明けづらいお悩みについても、カウンセリングというカタチでお話しをお伺いしております。本当にこのままで良いのか不安に感じることも少なくないと思います。まずはお気軽にご相談くださいませ。
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